こんばんは。
占いCafe&Bar黒ねこさんです。
ブログをご覧下さいまして、誠に有難うございます。
コロナ禍がなかなか収まらず、経済も大打撃を受けておりますが、
実はコロナよりも甚大な被害をもたらした「スペイン風邪」というのを
聞いた事があっても、その実情をご存知の方は以外にも少ないかもしれ
ません。私もその一人でして、テレビで見たので調べてみました。
流行したのは1918年1月~1920年12月(大正7年~大正9年)まで。
世界中で実に5億人の人が感染したとなっています。
日本では約2380万人が感染し、死亡者は約39万人です。
コロナは8月27日現在で世界で2375万人、日本では6万4千人ですから、
それはもう、ずば抜けてケタが違いますよね!(;゚Д゚)
当時、世界は第一次世界戦争の終息を迎えようとしていました。(1918年11月終息)
スペイン風邪というのは、H1N1型のA型インフルエンザだったのですが、
流行した時に各戦争国が情報を流さず、中立国のスペインから病気の流行が発表されたので、
「スペイン風邪」と名付けられたということで、決してスペインが元の発祥地ではないとのことです。
このスペイン風邪は一般的なインフルエンザと特徴が違いました。
通常は冬季がピークなのですが、夏から秋に大流行したのです。
更に、若年成人が死に至り易い傾向が見られた点も違っていたようです。
そして何よりも恐ろしいのは、通常のインフルエンザと違い、
30倍も早く増殖する能力を持っていたことです。
100年前も現代と全く同じ事が起こっていたのですね。
医療崩壊、マスクの高騰・・・
さすがにこんなに感染しては「コロナ差別」魔女狩りのような事はなかったでしょうが・・・
当時、ウイルスの分離技術が十分に確立されておらず、正体は不明でした。
望遠鏡で細菌を見ることは出来ても、ウイルスを見ることは出来なかったのです。
細菌の大きさは2~4um(マイクロメートル)、ウイルスは数十nm~数百nm(ナノメートル)、
マイクロは1メートルの100万分の1で、ナノは1メートルの10億分の1です。
細菌から比べると100~1000分の1です、現代の技術の発達は凄いと思いました!
では、何故このような脅威のパンデミックがあったことが、そんなに語り継がれていないのでしょうか?
「憶測ではあるが」としながら、次のように考えられるとしていました。
・第一次世界大戦に対する関心がスペイン風邪より勝っていた。
・スペイン風邪の死亡率が、高いとはいえなかった。(1.9%)
・スペイン風邪は突然やってきて、人々をなぎ倒したが、その後に「関東大震災」が来たので、
そちらに関心がいった。
・スペイン風邪は超有名な人物の命を奪わなかった。
・ペストやコレラよりも死亡率が低いので、「軽く」みられた。
・さらに昭和初期になると日中戦争、太平洋戦争とより関心が薄まり、さらに忘却されてしまった。
と理由にあげています。
現在はウイルスと分かってワクチンでインフルエンザの予防が出来ていますが、またいつスペイン風邪のように未知の病原が来るかもしれません。
その時にスペイン風邪のように感染率が40%と凄い高確率で、大流行して死亡率が高かったら・・・💦
人は健康を損ねて初めて有難さが分かります。
健康に感謝することなく、仕事が辛い、家族・友人・恋人との関係に悩む、恵まれていてもそれ以上を望む・・・
気持ちは分かりますが、もう少し「真剣に生きる」を考えれば、日本人がどれだけ恵まれている上での、悩みなのか?を
意識出来るのではないでしょうか?
「死」という未来からは誰一人として逃れる事は出来ません。
今の日本は100歳が7万人と長寿国になっていますから、「当たり前」のように年を取ると思ってしまいますが、「突然」命を落とすかもしれないと思ったら、「今」を大事に一生懸命生きるべきだと思います。
何がしたいか分からない、生きる努力をしない・・・
他者や環境に愚痴や不満ばかり思う・・・
人の事より自分を大事にする、迷惑をかける・・・
素直と謙虚と感謝を意識して、目標・目的を持って前に進もうとする生き方をしていれば、
寿命が来ても後悔をしない人生と成り易いのではないでしょうか・・・?
今、どうしていいか分からなくてもせめて「見つける」気持ちがあれば芯のある人生になると思いますよ。
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